AI Adoption

不良と端材の廃棄が、記録に残らない町工場へ

結論

不良や端材の廃棄が記録に残らないのは、廃棄が機械の横で一瞬のうちに起き、記録する場所が現場から遠いからです。記録を増やすのではなく、廃棄箱の横に端末を置いて品名・理由・個数を選ぶだけにし、事務担当の後からの集計をなくせば、原価と歩留まりを日ごとに確認できる状態に近づけます。

まず結論:記録を増やすのではなく、記録する場所を現場の手元へ移す

不良や端材を捨てた数が、月末の材料の減りと合わない。そうした場面に心当たりのある経営者の方は、多いと思います。結論から言えば、記録を増やすのではなく、記録する場所を現場の手元へ移すことが出発点です。

ここでは従業員20名規模の金属加工の町工場を例に考えます。実在の企業の事例ではありません。

いま何が起きているか

不良品や端材の廃棄は、機械の横で一瞬のうちに起きます。その場で記録する手段がないと、事務担当が後から廃棄箱の中身を見て、数をメモに残すことになります。

数量は概算になり、理由は「たぶん寸法不良」のように曖昧になります。月末の棚卸で材料の減りが合わないとき、原因を探す手がかりが残っていません。症状は記録漏れですが、原因は記録する場所が現場から遠いことです。

どう考え、どう動くか

考え方は、記録を増やさず、入力の場所と手数を変えることです。手順の例を挙げます。

  • 廃棄箱の横に端末を置き、品名・理由・個数を選択式にする
  • 理由の選択肢は、まず5つ前後に絞る
  • 事務担当による後からの集計作業をなくす
  • 週に一度、理由別の件数を経営者が確認する
  • 最初は1つの工程だけで試し、数週間かけて見直す

ツール名よりも、誰が・いつ・何を入力しなくて済むようになるかを先に決めることが大切です。

VELAの立場

VELAは、経営者の隣で風向きを一緒に読む参謀でありたいと考えています。どの工程の廃棄から記録を始めるか、理由の選択肢をどう決めるか、現場が続けられる手数かどうか。こうした判断を、現場の実情に合わせて一緒に決め、動き出すところまで並走します。想定される効果は、現場の状況によって異なります。まずは1か所から、共に確かめていきます。

よくある質問

廃棄の記録は、なぜ現場で残らないのですか?
記録する場所が現場から遠く、廃棄の瞬間に入力する手段がないためです。事務所で後から思い出して書くと、数量や理由が抜け落ちます。
端末を置けば、記録は続きますか?
続くかどうかは、入力の手数で決まります。選択式で数秒に収まる設計にし、まず1工程で試すと、現場の負担を確かめられます。
小さな工場でも、取り組めますか?
取り組めます。紙の記録から始め、後で端末に移す進め方もあります。規模より、まず1か所に絞ることが大切です。

その課題、VELAと一緒に航路を描きませんか。

無料で相談する →

VELA(ヴェラ)は株式会社ANDROMEDA JAPANが運営する中小企業向けの経営コンサルティングサービスです。料金の目安を見る/サービス概要

執筆:佐藤 大和(株式会社ANDROMEDA JAPAN 代表取締役)