1. なぜこの比率か
委託販売プラットフォームにとって、運営側の取り分を増やすことは短期的には収益の安定につながります。しかし、それは加盟する作り手にとっての魅力を薄め、他の選択肢を持つ優れた作り手から離れていく構造を生みかねません。ANDROMEDAは、運営手数料(15%)と共栄基金(15%)を同率に設計することで、自社の取り分と同じだけを作り手コミュニティへの再投資に充てるという姿勢を数字で示しています。
2. 共栄基金の使途3本柱
- 販売・運営の共同支援(撮影・翻訳・催事出展・広告など、個社では調達し得ないマーケティング機能を現物で提供)
- 次世代後継者の育成(技術継承支援・道具や材料の手当て・修行と発表の場)
- 連携によるイノベーション(作り手同士の協働から生まれる新プロダクト・伝統の現代的再解釈)
3. 運転資金への流用を禁止する理由
基金を運転資金に流用できる設計にすると、経営状況次第で作り手への再投資が後回しになるリスクが生まれます。使途を作り手還元・次世代育成・連携創出に限定することで、事業の状況にかかわらず基金の目的が守られる設計にしています。
4. パイロット検証の現状
現時点で加盟実績はありません。陶芸家1名(濫觴庵・塙幸次郎氏)によるパイロット検証を進めている段階です。加盟条件(加盟金の有無・最低出品点数等)はこの検証を通じて確定していく予定であり、本記事執筆時点では未確定です。
5. FAQ
Q1. 委託手数料の相場と比べてどうですか?
A. ギャラリー等の委託手数料は一般に40〜60%程度と言われることが多いです。ANDROMEDAは運営15%+共栄基金15%=合計30%で、作り手に70%を残す設計です(一般的な業界水準を参考にした目安であり、個別契約により差があります)。
Q2. 共栄基金は現金で分配されますか?
A. いいえ。現金の分配ではなく、撮影・翻訳・催事出展など現物のマーケティング機能として加盟者全体へ還元します。
Q3. 加盟すれば基金の恩恵をすぐ受けられますか?
A. 基金は加盟者全体への再投資であり、個々の受益内容や時期は運営状況により変動します。現時点で加盟実績がないため、運用実績としてお示しできる段階ではありません。
Q4. 加盟条件(加盟金・最低出品点数)は決まっていますか?
A. パイロット検証中のため未確定です。ご関心をお持ちの方には個別にご説明します。
Q5. なぜ検証段階でこの情報を公開するのですか?
A. 仕組みを完成させてから発信するのではなく、検証過程そのものを正直に開示することが、加盟を検討する作り手にとっての判断材料になると考えているためです。
6. まとめ
共栄基金を運営手数料と同率に設計したのは、作り手コミュニティへの再投資を後回しにしないための仕組み上の担保です。まだ実績のない検証段階の取り組みですが、条件を正直に開示しながら育てていきます。

