枠は「導入したいツールの目的」で選びます。生産性向上の一般的なITツールなら通常枠、インボイス対応ならインボイス枠、サイバーセキュリティ対策ならセキュリティ対策推進枠、複数社で連携するなら複数者連携枠——という対応関係が基本です。補助率・上限・要件は枠や年度で変わるため、申請前に最新の公募要領での確認が欠かせません。
前提:どの枠でも共通のルール
まず、すべての枠に共通する仕組みがあります(✅)。
- 対象は中小企業・小規模事業者等(業種ごとの資本金・従業員数の基準あり)
- 事務局に登録された「支援事業者(IT導入支援事業者)」が提供し、事前登録されたツールが補助対象
- 任意のツールを自由に選べる仕組みではない
つまり「どのツールを、どの枠で」を決める前に、そのツールが登録対象かどうかの確認が出発点になります。
申請枠の早見表
代表的な枠を、目的・対象・特徴で整理しました。金額・補助率は変動するため、目安としてご覧ください。
| 枠 | 主な目的 | 対象になるもの(例) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 通常枠 | 業務効率化・生産性向上 | 課題解決のためのITツール全般(会計・販売管理・AI機能付きツール等) | プロセス数に応じて補助額が変わる(⚠️) |
| インボイス枠 | インボイス制度への対応 | 会計・受発注・決済ソフト、PC・タブレット、レジ・券売機等 | ハードウェアも対象・補助率が手厚い類型あり(⚠️) |
| セキュリティ対策推進枠 | サイバーセキュリティ対策 | 「お助け隊サービス」等の対策サービス利用料 | 利用料を一定期間分支援(⚠️) |
| 複数者連携枠 | 複数事業者の連携によるDX | 連携して導入するITツール・ハードウェア等 | 連携のためのコーディネート費等も対象(⚠️) |
出典:中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026」制度概要・公募要領(2026年)。
枠ごとの選び方
通常枠|まず検討する基本の枠
自社の課題を解決するためのITツールを導入したい——という最も一般的なケースは通常枠が基本です。中小企業庁の資料では、導入するツールのプロセス数に応じて補助額の区分が設けられており、プロセス数が多いほど上限が上がる設計とされています(⚠️ 具体的な金額・補助率は要領で確認)。AI機能付きのツールも、2026年度は検索で識別しやすくなりました(✅)。
インボイス枠|会計・受発注・決済まわりを整えたいとき
インボイス制度に対応した会計ソフトや受発注・決済ソフトの導入なら、インボイス枠が候補です。この枠はPC・タブレット、レジ・券売機といったハードウェアも対象に含み、類型によっては補助率が手厚く設定されているとされています(⚠️)。
セキュリティ対策推進枠|情報セキュリティを強化したいとき
サイバーセキュリティ対策を進めたい場合は、セキュリティ対策推進枠が該当します。IPAの「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」等に基づく対象サービスの利用料を、一定期間分支援する枠とされています(⚠️)。
複数者連携枠|地域や取引先と連携するとき
複数の中小企業・小規模事業者が連携してITツール・ハードウェアを導入する取り組みには、複数者連携の枠があります(✅)。連携のためのコーディネート費や専門家への謝金等も支援対象に含まれるとされています(⚠️)。
まとめ
デジタル化・AI導入補助金の枠は、「導入したいツールの目的」で選ぶのが基本です。一般的な生産性向上は通常枠、インボイス対応はインボイス枠、セキュリティはセキュリティ対策推進枠、連携は複数者連携枠。ただし補助率・上限・要件は枠や年度で変わるため、申請前に最新の公募要領での確認が欠かせません。
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