作品を海外へ届けたいと思っても、撮影、英文の紹介、ネット販売、発送までを一人で担うのは現実的ではありません。この記事では、富結(とみゆい)TOMIYUIの運営15%が、どの実務に使われるのかを四つに分けて説明します。結論から言うと、この四つは運営15%の範囲で引き受けるため、担い手の手元には作る時間が残ります。
1. いま何が起きているか
海外に作品を届ける手前には、作る以外の実務が何層にも重なります。作品の撮影、英文の紹介文、ネット上の販売ページ、梱包と海外への発送です。海外のお客様とのやりとりが始まれば、問い合わせへの返信や在庫の確認といった日々の連絡も加わります。一つずつであれば学べますが、制作の合間にすべてを回し続けるのは簡単ではありません。工房が一人か少人数であれば、なおさらです。実務に追われて制作の時間が削られると、技を磨く時間も減ります。海外への一歩が重く感じられる理由の一つは、ここにあります。
2. どう考え、どう動くか
実務を「自分で全部やるか、やめるか」の二択にしない考え方があります。担い手が決めることと、仕組みに預けることを切り分けると、迷いが減ります。外部の仕組みを使うかどうかは、次の四点で判断できます。
- 作品の価値を決める工程は、担い手の手元に残る
- 繰り返し発生する実務は、仕組みが引き受ける
- 引き受ける範囲が、事前に文書で確認できる
- 費用が先に出ていかない形になっている
判断の軸が決まっていれば、話を聞く段階でも比べやすくなります。四点がそろえば、制作のリズムを保ったまま海外の顧客と出会えます。
3. 富結 TOMIYUIの立場
富結 TOMIYUIは、売上の七割を担い手にお戻しする加盟型の仕組みです。運営15%は、①撮影、②物語の執筆と翻訳(日英)、③EC運営、④国際物流の実務に充てます。残る15%は共栄基金で、使途は販売の支え・後継者の育成・担い手の協業などに限定しています。前もっていただく費用はありません。売れないかぎり、一円もいただきません。
4. よくある質問(FAQ)
Q1. 運営15%には、何が含まれますか?
撮影、物語の執筆と翻訳(日英)、EC運営、国際物流の四つです。共栄基金とは別枠で、実務の原資にあたります。
Q2. 工芸を海外で販売するとき、最初に払う費用はありますか?
富結 TOMIYUIでは、前もっていただく費用はありません。作品が売れたそのときに、売上の七割をお戻しします。
Q3. 富結 TOMIYUIとは、どのような仕組みですか?
日本の担い手と海外の顧客を結ぶ、加盟型のキュレーション・プラットフォームです。生まれた収益は共栄基金として循環させます。
