富結(とみゆい)TOMIYUIは、日本の作り手が持つ有形・無形の財産(富)を、結(ゆい)——村落における相互扶助の慣行——のかたちで世界の顧客と結び、生まれた収益を共栄基金として次の世代へ循環させるための仕組みです。
1. 「伝わるのかどうか」という不安
加盟を検討される作り手の方から、最も多く聞く言葉があります。「自分の作品が、海外の人に本当に伝わるのか分からない」というものです。
言葉も習慣も違う相手に、何十年もかけて磨いてきた技術や、素材への向き合い方をどう説明すればいいのか。値段のつけ方も、見せ方も分からない——そう感じるのは、当然のことです。分業で成り立つ工芸では、たった一つの工程を担う方が抜けるだけで、ものづくりそのものが止まってしまう例も少なくありません(産地や工程により差があります)。
2. 海外の目は、思っているより近い
一方で、確かに変わりつつあることもあります。訪日で日本の工芸に直接触れた海外の方が、帰国後もその価値を語り継ぐ動きが、この数年で増えています。漆器や染織など、これまで国内であまり注目されてこなかった品が、海外での評価をきっかけに国内でも見直される——そうした動きも起きています(個別の売上や評価は産地・工房により異なります)。
海外の目は、想像しているよりずっと近くにあります。ただし、それを「届く形」に変えるには、撮影・翻訳・国際物流・販売の場づくりといった、作り手お一人では抱えきれない実務が伴います。
3. 富結 TOMIYUIの立場
富結 TOMIYUIは、その実務を仕組みとして引き受けます。
70%(担い手への還元)——完全成功報酬です。前もっていただく費用はありません。作品が売れたそのときに、売上の七割をお戻しします。売れないかぎり、一円もいただきません。
運営15%——撮影・物語の執筆と翻訳(日英)・EC運営・国際物流という、4つの実務にあてる原資です。
共栄基金15%——お一人のためではなく、加盟する担い手全体のための基金です。使途は四つに限定しています。販売の支え(出店やイベントなど、作品が人と出会う場をつくること)、後継者の育成(学ぶ時間・道具材料・発表の場)、担い手様の協業(異分野との共同企画・開発)、そしてそのほか(営みを守るための柔軟な運用)です。
保証できるのは、仕組みと向き合い方だけです。「必ず売れる」とは申しません。それでも、一人で抱えている不安を、まず声に出していただくことはできます。
4. よくある質問(FAQ)
Q1. 海外での評価がすでにある作品でないと、加盟できませんか?
A. いいえ。むしろ、まだ知られていない作り手の方をお迎えすることが富結 TOMIYUIの目的の一つです。
Q2. 英語ができないと難しいですか?
A. 物語の執筆と翻訳は運営15%の実務として富結 TOMIYUI側が担います。英語力は加盟の条件ではありません。
Q3. 費用は最初にかかりますか?
A. かかりません。完全成功報酬(70%還元)のため、作品が売れるまで費用のご負担はありません。
Q4. 共栄基金は何に使われますか?
A. 販売の支え・後継者の育成・担い手様の協業・そのほか(柔軟運用)の四つに限定しています。撮影や翻訳など運営の実務には使いません。
Q5. 相談だけでもいいですか?
A. はい。加盟を決める前に、今感じている不安をそのままお聞かせいただくところから始められます。
